JR西、養殖強化 「お嬢サバ」以外も品ぞろえ

 

 JR西日本は6日、東京都内で魚介類の陸上養殖事業についての説明会を開催した。主力の「お嬢サバ」など取り扱う魚介類を6種に増やすほか、加工食品の販売も始める。

 同社は西日本エリアの活性化が、自社の持続的な成長につながるとみて、地下海水などを使った陸上養殖事業を始めた。昨年3月に本格販売を始めたお嬢サバは寄生虫がつきにくいため、しらこを含め生食も可能だ。カキ「オイスターぼんぼん」もノロウイルスの影響を受けにくいという。

 また、今回は、関東地域での取り扱い飲食店を増やすほか、お嬢サバの加工食品「サバパック」をトマト煮、塩・バジル仕立てなどの3種類で製品化した。電子レンジでそのまま温めることができる。

 武市信彦執行役員は「品物がそろうことで、本格的な事業展開が可能になった」と語った。