米配車大手が上場申請 楽天が大株主のリフト

 

 米配車大手リフトは1日、米証券取引委員会(SEC)に株式の上場を正式に申請した。米ナスダック市場に近く上場する見通しだ。ロイター通信によると、企業価値は200億ドル(約2兆2千億円)から250億ドルに上るとの見方もある。

 リフトは2012年に設立。米国とカナダでスマートフォンのアプリを使った配車サービスを手掛ける。楽天は15年に出資し、三木谷浩史会長兼社長が取締役も務める。持ち株比率は13%。

 18年12月期の売上高は前期と比べ約2倍の21億5661万ドルと急成長した一方で、純損益は9億1133万ドルの赤字を計上した。

 リフトのライバルで、時価総額が1200億ドルとされる米配車大手ウーバー・テクノロジーズも19年に上場する見通しだ。(共同)