ボルボ、顧客囲い込み 納車待ちリースプラン好調
販売が好調なSUV「XC40」(手前)と「XC60」=22日、東京都港区
スウェーデン高級車メーカーの日本法人、ボルボ・カー・ジャパン(東京都港区)は22日、購入したボルボ車の納車まで他の車を借りられるリースプランの利用件数が1500件を突破したと発表した。
納車待ちのストレスを減らし、顧客の囲い込みにつなげたい考えだ。
今回のリースプラン「ブリッジスマボ」を利用できるのは、昨年10月に発売した中型スポーツ用多目的車(SUV)「XC60」と今年3月発売の小型SUV「XC40」の購入者。2車種を合わせた累計販売台数は22日までに販売計画を大幅に上回る約7000台に達し、その約2割がプランを利用した。
例えば、注文した新型XC40が納車されるまでの間、ボルボの好きな新車を車両価格の1%という割安な月額リース料で最長1年間借りられる。新型に乗り換える際の精算金も不要だ。
SUV需要の拡大を追い風に2車種の納車はともに約半年待ちとなる一方、他社との顧客争奪戦が激化している。このため「納車を待つ顧客をつなぎ止めたい」(広報担当)という。
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