中国スマホ大手のオッポ「日本市場でも主要メーカーに」「若者の心つかむ」
2月に日本で販売を始めた中国の大手スマートフォンメーカー「OPPO(オッポ)」の海外市場担当幹部の黄利国氏は22日、「日本でも若者の心を必ずつかめる」と自信を示し「数年後に日本市場での主要メーカーになりたい」と語った。広東省深センでの日本メディアとの会見で述べた。
オッポのスマホはカメラの性能が高いのが売り。中国のほか、インドネシアやベトナムなど東南アジアで若者を中心に人気がある。
黄氏は「日本での成功は他の市場でのブランド力向上につながる」とも指摘。「成熟市場」の日本で蓄積したノウハウを利用して、欧州や米国市場への進出を目指す考えを示した。
オッポは、契約したどの通信会社でも使える「SIMフリー」の端末を日本で販売。黄氏はシェア拡大に向けて、NTTドコモなど携帯電話大手3社にオッポの端末を採用してもらうよう交渉を進めていると語った。米調査会社IDCによると、2017年のオッポの世界での出荷台数は約1億1千万台で、シェアは4位だった。(共同)
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