富士ゼロックス、AI技術で新サービス 複合機軸に事務作業効率化
富士ゼロックスは7日、人工知能(AI)などの先端技術を駆使しオフィスの業務効率化などを支援する新サービスの提供を4月から始めると発表した。2020年度に1000億円の売上高を目指す。
「スマート・ワーク・イノベーション」と銘打った新たな価値提供戦略を策定した。オフィスの複合機を軸に、あらゆるモノがネットにつながるIoTやAIなどの技術を用いる。
具体的には、手書きの文字を含む紙の書類を複合機で読み込み、クラウド(ネット上のサーバー)上でAIによる高精度の文字認識機能を行う。アナログ文書をデジタルデータに変換する事務作業の手間を省き、生産性の向上を図る。
また、オフィスで働く人にウエアラブル(装着型)端末を着けてもらい、活動量や位置などのデータを複合機経由で集約。それらを分析し、オフィスのレイアウトの改善やコミュニケーションの活性化を支援し、働き方改革を促す。
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