KDDI、電車走行中の5G通信成功 20年実用化に弾み
KDDIは4日までに、第5世代(5G)移動通信システムで、電車走行中に大容量データを送受信することに成功したと発表した。高速で大容量の通信が可能な5Gでは、基地局間を電車で通過する際、通信が途切れずに送受信できるかが課題の一つだった。2020年ごろの5G実用化に向けて大きな弾みとなる。KDDIは10月に韓国サムスン電子、JR東日本と共同で埼玉県内の一部区間で実証実験。時速約100キロで電車を走らせた状況で、先頭車両に高精細の4Kカメラを設置し、映像をリアルタイムで送信できた。また、基地局から送られた高精細な8Kの映像データも車内で受信できたという。
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