日経新聞、23年ぶり値上げ 販売網の維持困難、カラー化も負担に
日本経済新聞社は6日、11月から日経新聞の購読料を値上げすると明らかにした。朝刊と夕刊のセット版は現在の月額4509円を391円値上げして4900円とする。過去の消費税増税時を除き、朝夕刊の価格改定は1994年2月以来、約23年ぶり。
人手不足を背景に、新聞の配達費が上昇して販売網の維持が難しくなってきたため値上げに踏み切る。紙面のカラー化など印刷設備更新の負担も重くなっていた。質の高い紙面を提供する狙いもあるという。
朝刊のみの全日版は月額3670円から4千円になる。電子版も購読できる「日経Wプラン」は、セット版が5509円から5900円、全日版が4670円から5千円にそれぞれ改定する。
コンビニや駅の売店などでの朝刊1部売りは160円から180円になる。夕刊は70円で据え置く。電子版の月額の購読料も4200円を維持する。
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