訪日客に地方の魅力を発信 日航とトリップアドバイザー、サイト開設
日本航空は11日、世界的な旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」と提携し、同サイト内に訪日客に地方の魅力を伝える日本特集サイトを共同で開設すると発表した。東京や大阪、京都といった認知度の高い都市以外もめぐってもらいやすくするのが狙い。
特集サイトは「知られざる日本」。10月中旬以降に公開し、パソコンやスマートフォンなどから閲覧ができる。当初は中国やオーストラリアなどアジア太平洋地域の13カ国・地域の利用者向けに展開し、英語や中国語、タイ語に対応する。
まずは東北や九州、沖縄、東京近郊の地域に関連する映像を中心に掲載する。
具体的には宮城県の松島や沖縄県の宮古島、石垣島などを検討している。
東京都内で記者会見した日本航空の植木義晴社長は、日本の魅力を世界に発信する取り組みの強化が課題と認識していたと説明し、地方への旅客が増えれば「新たな航空需要の創出にもつながる」と強調した。
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