ローソン株主総会、玉塚会長退任 三菱商事出身の竹増社長に権限集中へ
ローソンは30日午前10時から東京都内で株主総会を開き、玉塚元一会長(55)の退任と、竹増貞信社長(47)らの再任が承認される見通しだ。玉塚氏は顧問に就き、会長職は当面置かない。親会社である三菱商事出身の竹増氏に権限を集中させるとともに、三菱商事との連携を強化して経営の効率化を図る。
玉塚氏はカジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング社長などを経て、平成22年からローソンの経営に加わり、社長、会長を歴任した“プロ経営者”だ。
玉塚氏が「新しいことをしたい」として、自らローソン会長を退くことを申し出たという。4月の会見では「(竹増社長と)“2頭体制”が最も良くない」とも説明していた。
玉塚氏の“再就職先”はゲームソフトなどの不具合検査を手がけるIT企業、ハーツユナイテッドグループの社長に決まっている。6月27日の同社の株主総会を経て就任する予定だ。
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