初のスマホ版マリオ、任天堂が配信開始 当面はiOS専用 基本無料も最大1200円必要

 
「スーパーマリオラン」のPR用イラスト。スマホアプリのインストール前後もこんな画像があちこちに

 任天堂は16日、スマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」の配信を開始した。スーパーマリオシリーズ初の本格的なスマホゲームで、関連会社などが手掛けた「ポケモンGO(ゴー)」に続き、世界的なヒット作になると期待されている。

 日本語のほか、英語やスペイン語などにも対応しており、151の国や地域に順次配信する。当面は「iPhone(アイフォーン)」などiOS搭載の米アップル製端末向け限定となる。「アンドロイド」端末向けも開発中。

 無料アプリをダウンロードすれば、ゲームの一部を遊べる。全ての内容を楽しむには1200円を支払う必要がある。ゲーム内での追加課金はない。

 米調査会社センサータワーは、配信開始から1カ月の世界でのダウンロード数が5千万を超えると試算。売り上げも7100万ドル(約84億円)に達し、1億4300万ドルだったポケモンGOには届かないが、広く受け入れられると予想する。