平和とPGM ゴルフ活性化に尽力

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左から青木会長、田中社長、嶺井社長、宮里優作プロ、宮里聖志プロ

 平和(東京都台東区)とPGMホールディングス(同)は3日、千葉県印西市の総武カントリークラブ・総武コースで記者発表会を開催。日本ゴルフツアー機構(JGTO、東京都港区)が主管する国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」の大会概要を説明した。

 同日は、平和の嶺井勝也社長とPGMホールディングスの田中耕太郎社長およびJGTOの青木功会長、ホストプロの宮里優作プロと宮里聖志プロが会見に臨んだ。

 主催者を代表し、あいさつに立った嶺井社長は「平和、PGMとして第4回となる今大会は青木会長自ら会場を視察し、コースのセッティングに尽力いただいた」と、開催に向けた意気込みを披露。「今年は、リオ五輪でゴルフが競技種目として110年ぶりに復活。東京五輪へと続く中、さらにゴルフへの関心は高まっていくだろう。その一翼を担えるよう、ゴルフツアーを盛り上げることが、ゴルフの活性化と発展につながっていくと思っている」と続けた。

 また田中社長は、同ツアーが“開かれた大会”であることを強調。アマチュア選手の枠を広げたこと、テレビ放映の充実(生放送、インターネット放送の拡大など)、ツアー史上最大規模のギャラリープラザの確保をはじめ、さまざまな設備の充実などをアピールした。

 一方、青木会長は総武コースとの思い出を語りながら「今はよく飛ぶ時代になり、飛んでもある程度技術を生かせるようなホールセッティングをした。いろいろなチャレンジコース設定も行った。今大会は、これまで以上にエキサイティングな展開になると思っている」とコメント。ホストプロの2人は「ベストを尽くしたい」と意気込んだ。

 2013年にスタートした「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」の大会コンセプトは「全ての人々に感動を」「夢のある開かれた日本最大のプロゴルフトーナメントを目指して」。ゴルフを振興する各団体との連携を強固なものにし、ゴルフスポーツの健全な発展とさらなる普及を図るとともに、大会を通じて主催者推薦枠を活用した出場選手選考会、若手ゴルファーやアマチュアゴルファーへの出場機会を提供。将来の日本ゴルフを背負う人材の発掘・育成を行う環境を提供していく。

 なお、同大会の賞金総額2億円(優勝賞金4000万円)、31日~11月6日(31、1日は指定練習日、2日はプロアマトーナメント)が実施される。