上期新車販売「プリウス」が首位　三菱自、日産の軽は急減

　今年１～６月の車名別新車販売台数は、トヨタ自動車のハイブリッド車（ＨＶ）「プリウス」が前年同期比２倍の１４万２５６２台で首位だった。ほかの車種が伸び悩む中、プリウスが昨年１２月に投入した新型車の効果で唯一１０万台を超えて「独り勝ち」となった。

　日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合が６日発表した。２位はホンダの軽自動車「Ｎ－ＢＯＸ」が１０．３％減の９万５９９１台。３位のトヨタの小型ＨＶ「アクア」は２６．３％減の８万９４０９台だった。

　燃費データ不正問題で４月２０日から販売停止した日産自動車の軽「デイズ」は４１．２％減の５万１３７０台と大幅に落ち込んだが、９位にとどまった。三菱自動車の軽「ｅＫ」は３８．９％減の１万６２６０台だった。

　燃費データの違法測定が、５月に発覚したスズキは、主力軽の「アルト」が、８．２％減の５万５７３６台で、７位に入っている。

　■１～６月の車名別新車販売台数

　（順位、車名［メーカー］、台数）

　１　プリウス［トヨタ］　１４万２５６（２倍）

　２　☆Ｎ－ＢＯＸ［ホンダ］　９万５９９１（▲１０．３）

　３　アクア［トヨタ］　８万９４０９（▲２６．３）

　４　☆タント［ダイハツ］　８万９３６１（２．０）

　５　シエンタ［トヨタ］　６万１０５４（８倍）

　６　フィット［ホンダ］　５万８６７２（▲１３．１）

　７　☆アルト［スズキ］　５万５７３６（▲８．２）

　８　ノート［日産］　５万１５７５（▲５．３）

　９　☆デイズ［日産］　５万１３７０（▲４１．２）

　１０　☆Ｎ－ＷＧＮ［ホンダ］　４万７４７９（▲１５．６）

　※☆は軽自動車、（）内は前年同期比増減率（％）、▲はマイナス