上期の新車販売、軽は13.4%減 普通車は「プリウス」好調押し上げ
日本自動車販売協会連合会が1日発表した今年上期(1~6月)の登録車の新車販売台数は前期比0.7%増の164万1875台となり、上期としては2年ぶりに前年実績を上回った。トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」の好調が押し上げた。一方、全国軽自動車協会連合会が1日発表した上期の軽自動車の新車販売台数は13.4%減の90万5470台と、2年連続でマイナスだった。
登録車の車種別内訳は普通乗用車が10.2%増の76万7281台と2年ぶりに増加したが、小型乗用車は7.3%減の65万6060台と2年連続で減少した。貨物車は4.4%減の21万584台、バスは16.7%増の7950台だった。
日本自動車販売協会連合会は登録車販売の先行きについて「新型車効果が短く、楽観はできない」と話す。軽の販売も昨年4月の軽自動車税の増税後、低迷が続いており、全国軽自動車協会連合会では「当面は厳しい状況が続く」とみている。
一方、6月単月の登録車の新車販売台数は前年同月比3.0%増の28万7770台と3カ月連続で増加したが、軽自動車は18.4%減の13万3137台と18カ月連続の減少となった。
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