17年設置、パチスロ5.9号機 不正改造台の確認が容易に

 

 回胴式遊技機製造業者連絡会(会長・佐野慎一氏)は16日、東京都台東区のオーラムでパチスロ機の新たな自主的な措置(5.9号機基準)に関するプレス説明会を開催した。

 当日は、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)理事長で同会の会長である佐野氏と、同会の副会長を務める日本遊技機工業組合(日工組)理事長の金沢全求氏、また日電協から兼次民喜副理事長(技術委員長)、岩堀和男技術副委員長と中西馨技術部長、日工組から山澤求常務理事が臨席。中西技術部長の司会のもと、パチスロ5.9号機に関する説明が行われた。

 5.9号機に関しては、10日に行われた日電協総会で「1500ゲームを一区切りにして、それ以上は指示機能(AT機能)が続かない」「ハイエナ遊技を防止し、短時間での遊技がしやすい機械になる」との概要が示されていたが、今回は資料を用いてより詳しく説明。5.9号機では、指示機能におけるコントロールをすべて主基板で行うことや、「通常区間」(指示禁止)と「有利区間」(指示可能)の2つの区間に分けて管理するなど性能部分の変更が解説されたほか、不正改造を防止する目的で「役比モニタ」が搭載されることも報告。「役比モニタ」は、パチスロ機の主基板上に4ケタ7セグモニタを設置。射幸性に関連する有利区間比率、連続役物比率、役物比率について機械自体が集計しモニタに表示する。これにより、市場においてパチスロ機が不正改造されていないかを容易に確認できるようにするという。

 なお、2017年10月1日以降は、この5.9号機のみ新台設置が可能となる。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)