日電協、パチスロは5.9号機時代へ

業界団体だより
日電協の佐野理事長はあいさつで「5・9号機」の概要に触れた

 日本電動式遊技機工業協同組合(日電協、理事長・佐野慎一氏)は10日、東京都千代田区のパレスホテル東京で第36回通常総会および懇親会を開催した。

 あいさつで佐野理事長は、今後のパチスロ機について「いわゆる5.9号機にシフトしていく」と報告。その5.9号機に関しては「簡単に言うと、約2時間・1500ゲームを一区切りにして、2時間以上は指示機能(AT性能)が続かない。その2時間と前の2時間の関連性もなく、ハイエナ遊技を防止するとともに、短時間遊技がしやすい機械になると思う」と説明した。なお、16日には回胴式遊技機製造業者連絡会がプレス説明会を開催。その場でパチスロ5.9号機の詳細を明らかにした。

 また記者会見では、証紙発給枚数が前年度比マイナス17.1%の66万5377枚であった理由について、「いろんな自粛に加え、レギュレーションの変わり目で申請数も少なくなった。複数の要因が絡んでの結果だと考えるが、その影響はある」と回答。今後の開発については、新たな規制の範疇(はんちゅう)でもファンニーズを満たす遊技機を作ることができると、前向きな姿勢を示した。