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    テスラ、BMW、ベンツ…輸入EVが一堂に 中韓勢も

    日本自動車輸入組合(JAIA)は30日、大阪市北区のグランフロント大阪で、海外メーカーの電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などを集めた普及促進イベントを開催した。脱炭素社会の実現へ向け、米テスラやドイツのBMW、メルセデス・ベンツなどの最新のEVが一堂に会した。

    最新の輸入EVが一堂に会したイベント=30日、大阪市北区(安元雄太撮影)
    最新の輸入EVが一堂に会したイベント=30日、大阪市北区(安元雄太撮影)

    JAIAは海外メーカーのEVの知名度向上を通じて脱炭素に貢献しようと、令和3年から輸入EVの普及促進イベントを開催している。関西で開くのは初めて。会場には乗用車やバス、二輪車など計25台が展示。1回の充電の走行距離650キロを誇る「BMWiX xDrive50」や、6月に国内で受注を開始したばかりのテスラ「モデルY」など、人気のスポーツ用多目的車(SUV)タイプが多く見られた。

    韓国の現代自動車はEVのほか、1回の水素充塡(じゅうてん)で820キロ走行できる燃料電池車「NEXO(ネッソ)」を出展。中国のBYDは最大31人が乗車できる小型の電気バスを出展した。

    最新の輸入EVが一堂に会したイベント=30日、大阪市北区(安元雄太撮影)
    最新の輸入EVが一堂に会したイベント=30日、大阪市北区(安元雄太撮影)

    JAIAによると、国内に導入されている海外メーカーのEVは、令和2年は20モデルだったが、4年6月時点では62モデルと3倍以上に増加。国内での購入者も徐々に増えており、海外メーカーのEVの新規登録台数は2年は3238台だったが、3年には8610台と約2・7倍に増加した。

    JAIAのクリスチャン・ビードマン理事長は「関西は輸入車を保有している割合が高い重要なエリア。行政の補助金制度も充実してきており、電動車に関わる各メーカーが一丸となって普及を促していく」と話した。

    大阪府は令和12年までに、府内の乗用車の新車販売台数のうち9割を電動車にする目標を掲げている。(桑島浩任)


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