列島は30日も太平洋高気圧に覆われ、午前中から気温が上昇した。気象庁によると、午前9時に群馬県伊勢崎市で35・4度を観測。各地で35度以上の猛暑日となり、関東内陸部では40度に迫ると予想される。熱中症に警戒が必要だ。
経済産業省は、猛暑で冷房などの電力需要が高まる可能性が高いとして東京電力管内に発令している「電力需給逼迫注意報」を30日も継続し、家庭や企業に節電を呼びかけた。注意報に基づく節電要請は4日連続となっている。
特に太陽光発電の出力が低下する一方、需要が高止まりする午後3~6時は使用していない部屋の照明を消すなど、できる限りの節電に協力を求めた。
総務省消防庁によると、全国で6月20~26日の間に、昨年同時期の約4倍となる4551人(速報値)が熱中症で救急搬送された。熱中症とみられる高齢者の死亡も相次いでいる。