草津は名物・湯畑のグリーン。伊香保は「黄金の湯」のラメ入りイエロー。温泉に恵まれた群馬県内5カ所の名湯に着想を得たインクを、県内で文具店を展開する「ハイノート」が6月18日から販売開始した。「群馬らしい色を出したい」と社員で話し合ったオリジナル商品で、地域活性化にも貢献したいと願う。
草津、伊香保のほかに取り上げた名湯と色は、水上温泉は利根川上流のネービー、四万温泉は四万湖の青色、万座温泉は乳白色の湯に近いライトブルー。
近年、10~40代の女性を中心に万年筆やガラスペン用のインクが流行。「魅力にはまる」という趣旨の「インク沼」という言葉は交流サイト(SNS)上でも頻繁に投稿されている。
5月に特集本を発刊した「趣味の文具箱」編集部によると、観光名所や特産品をモチーフとした「ご当地インク」も1500色以上が発売されているという。