29日午前の東京株式市場の日経平均株価は反落し、下げ幅は一時300円を超えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが米景気後退を招くとの懸念が相場の重荷となり、売りが優勢となった。
午前10時現在は前日終値比311円20銭安の2万6738円27銭。東証株価指数(TOPIX)は13・83ポイント安の1893・55。
前日の米ダウ工業株30種平均が、FRBの金融引き締めへの警戒に加え、6月の米消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことで続落。東京市場にもリスクを回避する動きが波及し、幅広い銘柄に売り注文が出た。