新型コロナウイルス禍で2020年3月から中断していた羽田―ソウル(金浦)の航空路線が29日、約2年ぶりに再開した。初便は同日午前、金浦を出発した。成田―ソウル(仁川)線よりも、各空港が両国それぞれの都心に近く、観光客やビジネス客の利便性が高い。「両国交流を象徴する路線」(韓国の元喜竜国土交通相)としての役割が期待されている。
当面は日本航空、全日本空輸、大韓航空、アシアナ航空の日韓4社が週に計8往復運航する。韓国の国交省によると、需要状況を踏まえ、7月から便数を増やす計画という。
日韓関係改善を掲げる尹錫悦大統領は羽田―ソウル線の再開に強い意欲を示していた。韓国政府は今月から、コロナ禍で中断していた外国人観光客へのビザ発給も再開している。(共同)