ドイツメディアは29日、地元検察当局が韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車のドイツとルクセンブルクにある関係施設を捜索したと報じた。有害物質の排出量を少なく見せかける装置を21万台以上のディーゼル車に搭載した疑いがあるという。
報道によると、捜索は28日に行われた。現代自動車グループは捜索の事実を認め、捜査に協力していると明らかにした。
ドイツでは2015年の同国大手フォルクスワーゲン(VW)に端を発した排ガス規制逃れ問題を巡り、VW傘下のアウディやBMWなどが捜査対象となった。検察当局はスズキに対する捜査も進め、今年4月には関連施設を捜索した。
(共同)