29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は円が対ドルで下落し、一時1ドル=137円台を付けた。日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが進み、1998年9月以来、約24年ぶりの円安ドル高水準を更新した。
日銀が大規模な金融緩和策を維持する一方で、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のため金融引き締めを加速している。そのため外為市場では、低金利の円を売って、金利の高いドルを買う流れが続いている。
午前10時現在は、前日比82銭円安ドル高の1ドル=136円92銭~137円02銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1・0473~83ドル、143円51~61銭。(共同)