会計担当理事が2600万円着服 大阪府バレー協会

    大阪府バレーボール協会で理事が資金を着服していたことが判明し、経緯を説明する会見にのぞむ(右から)日本バレーボール協会の川合俊一会長、大阪府バレーボール協会の小比賀恵一会長、同協会の林義治理事長ら=28日午後、大阪市中央区(柿平博文撮影)
    大阪府バレーボール協会で理事が資金を着服していたことが判明し、経緯を説明する会見にのぞむ(右から)日本バレーボール協会の川合俊一会長、大阪府バレーボール協会の小比賀恵一会長、同協会の林義治理事長ら=28日午後、大阪市中央区(柿平博文撮影)

    大阪府バレーボール協会は28日、大阪市内で記者会見を開き、会計担当の理事が約2600万円を着服していたと明らかにした。刑事告訴を検討する。

    同協会によると、2020年に日本協会に会計報告を行う際、帳簿上の残高と預金残高に差があることが判明した。公認会計士の調査で、会計担当の理事が約2600万円を私的に流用していたことが発覚した。14年から20年にかけて52回にわたって協会の資金を引き出していたという。

    この理事は50代男性で、05年から21年12月まで会計を担当。着服を認め全額を弁済した。着服した金は遊興費に使ったという。

    大阪府協会は改革プロジェクトチームを立ち上げて組織改革を進める。会見に出席した日本協会の川合俊一会長は「われわれも重く受け止めている。組織を変えていかないと前に進めない」と、厳しい表情で話した。


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