24日午前6時15分ごろ、千葉県野田市を走行中の東武野田線柏発大宮行き電車(6両編成)の乗客から、「液体のようなものがまかれた」と119番通報があった。野田市消防本部によると、車内で液体がまかれた場所の近くにいて腹部の痛みを訴えるなどした女子高校生2人が搬送された。
電車は野田市駅で止まり、約100人の乗客全員が降車して避難した。乗客は「腐ったような臭いがする液体が広範囲にまかれた」などと説明したという。県警が調べたところ、簡易検査では液体に毒性はなかった。
東武鉄道によると、七光台―運河間の上下線で運転を見合わせた。車両点検した後、約1時間15分後に運転を再開、約1500人に影響が出た。