健康食品に発がん疑い成分 北九州市、SNSで流通

    発がん性の恐れがある成分などが検出された「Detoxeretゼリー」
    発がん性の恐れがある成分などが検出された「Detoxeretゼリー」

    北九州市は22日、市内に住む女性が交流サイト(SNS)を通じて購入した健康食品から、発がん性の恐れがある成分「フェノールフタレイン」などを検出したと発表した。市は健康被害が起きる懸念があるとして、購入や摂取をしないよう呼びかけている。

    ダイエット効果をうたった食品で、商品名は「Detoxeretゼリー」。国内で医薬品として承認されていない成分「シブトラミン」も含まれていた。生産地は不明。

    女性はめまいや息苦しさなどの症状を訴え、6月上旬、保健所に相談した。福岡市の販売者からSNS経由で購入したと説明しているという。

    北九州市によると、フェノールフタレインは下剤として使用されていたこともあるが、現在は医薬品として使われていない。

    千葉市や兵庫県西宮市も、この商品を食べた人に体調不良が起きたと発表している。


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