バランスボール7個ずらり 田辺市役所保険課

    バランスボールに座り職務に励む保険課の職員=和歌山県の田辺市役所
    バランスボールに座り職務に励む保険課の職員=和歌山県の田辺市役所

    和歌山県の田辺市役所2階の市保険課に、市が職員の腰痛対策などのため導入したバランスボール7個が登場。机が並ぶ庶務係の「島」に、7人の職員が腰をかけて職務に励んでいる。2階は正面玄関があり、多くの市民が通るフロアで、珍しそうに見ていく人もいる。

    バランスボールは空気を入れて使う球形の器具で、姿勢が改善するとされる。市では自費で購入すれば使用が認められている。

    職員の福利厚生を担う市職員共済会が、一括発注するため5月12~26日に希望者を受け付け、職員ら68人が計70個を注文。6月8日に市役所に到着した。

    保険課庶務係では翌9日に職員7人が取りに行き、10日に自席に設置。事務机が集まる「島」の片方に4個、もう片方に3個が置かれた。直径55センチが6個、65センチが1個で、下部はリングで固定している。

    木下昌子係長(59)は「腰痛があったので使ってみようと思った。椅子は使っておらず、腰が伸びる感じがする」。庶務係の岡本幸大さん(29)は使用感について「運動している感じがする」と話した。

    市役所などには試験導入時に15個が設置されており、少なくとも約900人いる職員の1割ほどが購入したことになる。


    Recommend

    Biz Plus