30~40代の「ミドル世代」を主な対象にした求人サイトを利用している2250人のうち、本業のみで定年まで勤めたいと考えている人は14%にとどまることが15日、総合人材サービス会社「エン・ジャパン」(東京)の調査で分かった。担当者は「本業だけでは経済的に苦しく、副業をせざるを得ない人も少なくない。将来に備えてスキルアップを考える人もいる」と指摘する。
調査は1~3月、同社の求人サイトを利用している人を対象にインターネットで実施した。「今後、どのような働き方をしたいですか」との問いに対しては「本業以外にも第2の仕事・活動をしたい」との回答が68%で最も多く、「本業のみ」は14%、「起業したい」は13%だった。
一方、本業以外に取り組んでいることはないとした人は66%に上った。