群馬銀行系のシンクタンク「群馬経済研究所」は、群馬県内企業の今夏のボーナスの1人当たり平均支給額が、昨夏比0・7%増の47万3千円になるとの見通しを発表した。
同研究所によると、平均支給月数は昨夏と同じ1・93カ月。業種別でみると製造業が7・4%増の49万2600円となった一方、非製造業は3・9%減の45万9千円だった。
ボーナスの支給を「する」と「支給するが金額未定」を合わせた割合は7・9ポイント増の79・4%に上った。
ボーナス支給に影響があった要因としては、ロシアによるウクライナ侵攻などを背景とした原材料やエネルギーの価格高騰などを挙げる企業が目立った。
半分以上の企業が7月1日~20日の支給を予定する。同中旬の3連休前後に一定の買い物需要が見込まれるという。
同研究所は5~6月にかけて県内に事業所がある企業2千社を対象に調査。23・7%に当たる473社から回答を得た。