ドコモ、携帯転売対策強化 箱に名前記入を割引条件

    NTTドコモの本社が入るビル前の看板=東京都千代田区(鴨川一也撮影)
    NTTドコモの本社が入るビル前の看板=東京都千代田区(鴨川一也撮影)

    NTTドコモは6日、携帯電話の転売対策を強化したと明らかにした。携帯電話を購入する来店客に対し、割引を受ける条件として、端末の箱に名前を記入することを要請。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などの人気機種で横行する転売に歯止めをかける。

    ドコモショップや家電量販店で3日から要請を始めた。名前の記入に抵抗がある客には、箱に店舗名を押印して割引の適用を認めている。箱に名前の記入などがあると、中古市場での価値が下がるため、転売目的での購入が減るとみている。

    政府は、携帯電話端末の行き過ぎた値引き販売を問題視し、回線契約者に対する割引を2万円までとする規制を2019年に導入した。だが最近は他の割引と組み合わせて1円などで販売するケースも目立ち、転売の増加が問題となっている。


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