大阪メトロは30日、中央線で7月に運行開始を予定している新造車両30000A系車両を公開した。中央線での新車導入は約27年ぶりで、2025年大阪・関西万博に向けて輸送力の向上を図る。
デザインの特徴は、大阪のにぎわいや人々の輝く姿を表現したという「ドット(水玉模様)」。外観だけでなく、車内の床や扉付近など随所に描かれている。座席の色は座面がターコイズブルー(青緑色)で、背もたれがゴールドイエロー(鮮やかな黄色)。担当者は「明るく軽やかな印象にした。ワクワクしながら万博会場に向かってもらいたい」と話している。
機能面では、全車両に無料の公衆無線LAN「Wi―Fi」を整備したほか、車内防犯カメラも設置している。中央線では、この新車に加え、宇宙船を意識したデザインの新型車両400系も来年4月に投入する予定。