JR九州は8日、九州を周遊する豪華寝台列車「ななつ星in九州」が10月に運行開始9年を迎えるのに当たり、車両の内装や運行コースをリニューアルすると発表した。サロンや茶室を設けるほか、部屋数を減らしてきめ細やかなもてなしを追求する。料金は2人1室利用の最上コースで1人170万円。
食事を提供していた2号車を乗客同士が交流できるサロンに変更。九州各地の銘茶をそろえた茶室を用意し、茶師がたてたお茶を楽しめる。
客室は現在の14室から10室にし、定員は最大20人となる。
1泊2日で福岡から鹿児島、大分などを周遊するプランを用意。いずれも3泊4日で、霧島連山を巡ったり、長崎の雲仙や島原半島を経由したりする二つのコースも設定。名産を使った食事を提供し、温泉旅館に泊まる夜もある。