Webプログラマーの仕事内容は? 必要なスキルやキャリアパスなど詳しく解説

    はじめに

    スマホの普及により、Webサイトを見ない日はないといえるほどの時代になってきました。そんなWebサイトを作っているのが「Webプログラマー」。現代には欠かせない存在であり、転職市場においても人気の職業です。本記事では、Webプログラマーの仕事の内容や必要なスキル・キャリアパスなどを詳しく紹介していきます。

    Webプログラマーとは?

    ※画像はイメージです(GettyImages)
    ※画像はイメージです(GettyImages)

    Webプログラマーとは、プログラマーの中でも「Webサイトの構築」に特化して仕事をするプログラマーのことを指します。通販サイトや掲示板サイトなど、さまざまな独自機能が必要なWebサイトについて、システムエンジニアが用意したプログラムに沿って実際にプログラムを組んでいきます。

    単に「上から言われたとおりにプログラミングする」わけではなく、必要があればシステムの改善提案も行います。ユーザービリティに応じて仕様を構築していく必要があるため、常にWebサイトの新機能を見たり、使い勝手はどうかと考えたりすることが求められます。

    Webエンジニアとの違いについて

    混同されやすい似た職種として「Webエンジニア」があります。Webエンジニアはプログラミング以外にシステムの構築に関する提案や企画を担っており、業務要件が確定するまでのクライアントとのすり合わせも行うところが大きな違いです。

    Webプログラマーの仕事内容

    Webプログラマーの仕事内容は、大きく3段階に分けられます。

    Webサイトのプログラミング

    テスト・バグ修正

    保守運用

    Webサイトのプログラミングについては、既にお伝えした通りシステムエンジニアが組んだ仕様設計書をもとに実際のプログラムを組んでいきます。間違いのないプログラミングを組むことと、納期に遅れないようスケジュール通りに仕事をこなすことが求められます。万が一、納期に遅れが出てしまうと状況によっては工数が変わってきてしまうこともあるためです。

    テストやバグ修正については、テストケース作成から行うのが一般的です。あらゆる面から見て、クライアントの要望通りの動作になるかテストケースを作り、それに沿ってテストを行います。万が一バグや要件と違う動作をすれば、当然ですが修正も行います。

    最後に、保守運用は出来上がったプログラムをサーバーに上げ、正常稼働するかどうかを確認します。定期的なメンテナンスなどもこの仕事に含まれます。

    Webプログラマーに求められるスキル・資格

    Webプログラマーに求められるスキルや資格についても紹介します。Webプログラマーに求められるスキルは、主に以下のようなものがあります。

    プログラミングスキル

    コミュニケーションスキル

    情報収集力

    問題や課題に対する解決スキル

    柔軟な対応力

    当然ですが、HTML・CSS・PHP・JavaScriptなどをはじめとするプログラミングスキルは大前提で必要です。そのほか、仕様書だけでは伝わりきらないクライアントの要望の確認や、他より優れたプログラムの提案など、コミュニケーションスキルも重要です。また、世の中ではどんどん新しいWebサイトのプログラムが導入されていくため、それらの情報収集を行う必要もあります。

    Webプログラマーを目指すにあたって、持っておくと転職時に有利になる資格としては「情報処理技術者試験」や「Webクリエイター能力試験」「Oracle Certified Java Programmer」などがあります。独学で勉強し、資格を取得する人もいますがより深く早くスキルを身につけるには、スクールに通うなどがおすすめです。

    Webプログラマーの将来性

    ※画像はイメージです(GettyImages)
    ※画像はイメージです(GettyImages)

    今では一人一台スマホを持ち、小学生までもスマホを持つような時代です。それによりWebサイトもどんどん増えています。需要が増えるに伴い新しい技術やサービスが増えるのは当然です。

    ネットショッピングなども、今までネット上では買えなかったものがどんどんネットショッピングに参入してくると想定できます。そうなると、各商品に特化したWebサイトの作成などさらに新しいものが求められます。

    今や、わからないことをスマホで調べることや、「欲しいけれど売り場まで買いに行く時間がない」という場合、ネットで購入するのが当然の時代。これからもそれは増える一方でしょう。

    このような背景を考えると、Webプログラマーの将来性は非常に高いといえます。将来性も高く需要が高い職業である割りに、人手不足な一面も持ち合わせている職業です。

    Webプログラマーのキャリアパス

    Webプログラマーのキャリアパスの代表的なものといえば、以下のようなものがあります。

    システムエンジニアを目指す

    プロジェクトリーダー(PL)を目指す

    プロジェクトマネージャー(PM)を目指す

    独立してフリーで仕事を受注する

    Webプログラマーとして経験を積んだ後は、システムエンジニアやプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーなどの1つ上のステップに進むパターンが多くなっています。プログラミングを組むワーカーの立場から、それらの仕事やプログラマーを統括する管理者に近い存在にキャリアアップするという道です。

    そのほか、Webプログラマーとして確かな実力を身につけた後には、独立してフリーランスとして仕事を受注するという働き方もあります。フリーランスと聞くと仕事が安定するか不安な人も多いかもしれませんが、意外にもフリーランスとして仕事を受注している人も少なくありません。

    Webプログラマーへの転職を目指す方法

    Webプログラマーへの転職を目指すのであれば、まずは未経験の場合、プログラミングの基本的な技術を身につける必要があります。全く知識がないという場合は、スクールに通ったり独学で参考書などをもとに勉強し、そのスキルを身につけましょう。

    最近ではWeb上でプログラミングを学べるスクールも開催されています。値段はスクールによってまちまちではありますが、参考書を見て独学でするのは自信がないという方は、こういったスクールで勉強するのをおすすめします。また、可能であれば身につけたスキルを証明するために資格を取得しましょう

    既に他の企業などでWebプログラマーとしての経験があり、ある程度のスキルは身についているというのであれば、これまで経験したプロジェクトの内容や自分のスキルをアピールしましょう。

    先ほどもお伝えしましたが、現在Webプログラマーの職業は意外に人手不足です。自分自身のスキルや経験をしっかりアピールし転職に挑むことで、Webプログラマーになるのは夢ではありません。

    まとめ

    Webプログラマーの仕事は、これからも増えると予想されており、さらにその技術もどんどん新しいものが増えてくるでしょう。新しいことに挑戦することが好きな人や、Webサイトを普段からよく閲覧し「こんな機能があったら面白い」というアイデアがある人は、特に自分でプログラミングをするのは楽しいものです。ぜひ、Webプログラマーの仕事の求人を見てみてください。


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