英紙フィナンシャル・タイムズは7日、米半導体大手エヌビディアによる英半導体開発大手アームの買収が破談になったと報じた。アームはソフトバンクグループ(SBG)の傘下企業。買収計画は2020年に発表されたが、米国や欧州の規制当局が競争上の問題があるとして調査し、実現が危ぶまれていた。
報道によると、SBGは売却を断念する代わりに、年内のアームの新規株式公開(IPO)を目指す。SBGは最大400億ドル(約4兆6千億円)で売却すると発表していた。
SBGの広報担当者は「この件については一切コメントを控える」と述べた。(ニューヨーク、東京 共同)