山手線の車内消毒を公開 JR東、感染防止アピール

    山手線の車両内を消毒するJR東日本の社員=28日午後、東京都品川区の東京総合車両センター
    山手線の車両内を消毒するJR東日本の社員=28日午後、東京都品川区の東京総合車両センター

    JR東日本は28日、東京総合車両センター(品川区)で、山手線の車両内を消毒する様子を報道陣に公開した。新型コロナウイルス「オミクロン株」が猛威を振るう中、通勤客らの不安を和らげるとともに、感染防止への協力を求める狙い。

    社員が除菌効果のある洗剤を染みこませた手袋状の布で、E235系車両のつり革や手すりを拭き上げる様子を実演。首都圏の通勤電車は2020年8月までに内気循環をやめ、常に外気を取り込むよう空調装置を改造したと説明した。窓を5~10センチ開けると、走行中の車内の空気は2~3分で入れ替わるという。

    市川東太郎副社長は「感染防止と運行維持に努める。乗客にもマスクの着用やオフピーク通勤、テレワークなどへの協力をお願いしたい」と強調した。


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