群馬県みなかみ町が、昨年10~12月に実施した電動アシスト付き自転車を使ったシェアサイクルの実証実験で、利用者の96%が再度利用したいと回答していることが分かった。同町は、観光、買い物での利用など新たな流動が生まれたことから、地域活性化につながると期待。高齢ドライバーの運転免許の自主返納後の移動手段、公共交通を補完するメリットもあり、実証実験を続けた後、本格導入に踏み切りたい考え。
スマホアプリ活用
実証実験は、全国各地でシェアサイクル事業を展開するecobike(エコバイク、東京都千代田区)の協力で実施。水上温泉街を中心に計5カ所のサイクルポート(駐輪場)を設置し、22台の電動アシスト付き自転車を用意した。
利用者は専用アプリをインストールしたスマートフォンを携帯して自転車の貸し出しや返却、支払いを行う。料金は30分ごとに50円、12時間での上限は800円で、12時間以降は再度30分50円の課金が始まる仕組み。支払いはアプリで登録したクレジットカード決済のみとした。サイクルポート間であれば自由に乗り降りでき、現金も不要で利便性に優れる。
新たな流動に期待
町が実施した利用者アンケートでは、7割以上が観光目的の利用。期間中は県の観光需要喚起策「愛郷ぐんまプロジェクト」の開始で利用者や利用時間が増加した時期だった。