川崎市と羽田空港(東京都大田区)をつなぐ新たな橋が、3月12日に開通する。長さ約675メートルは歩いて渡っても10分ほどで、川崎市にとって空港へのアクセスは向上。多摩川を挟んだ両地域では、生命科学分野の企業や研究拠点の誘致が進み、産業振興に期待が集まる。
橋は川崎市と東京都が整備。川崎市が名称を公募したところ約8500件の候補が寄せられ、空港に近く、世界へと発展していくイメージから「多摩川スカイブリッジ」に決まった。新型コロナウイルスの感染拡大で開業延期となっている、ホテルや店舗からなる複合施設「羽田エアポートガーデン」が営業を始めれば、連絡通路を通って第3ターミナルに直結できる。