米疾病対策センター(CDC)は11日、流行している新型コロナウイルスのほとんどが感染力の強いオミクロン株になったとの推定を発表した。8日までの1週間で新型コロナ感染の98・3%を占めた。欧州と同様にオミクロン株が猛威を振るい、10日に報告された新規感染者は過去最多の約140万6千人に上った。(共同)
感染急拡大の背景にはワクチン接種の停滞に加え、初期に接種を受けた人たちの抵抗力低下があるとみられる。
9日までの1週間の新規入院者数は前週から32・5%増。若年層では増加ペースが鈍いものの、重症化リスクの高い70代以上で急増しており、医療逼迫が懸念されている。死者数は横ばい状態から増加に転じ、10日には約1900人の死亡が報告された。