スマートフォン決済大手の「LINE(ライン)ペイ」は7日までに、国内外の約13万件の決済金額などの情報が漏えいし、インターネット上で一時閲覧できる状態になっていたと発表した。氏名や住所、クレジットカード番号は含まれないが、特殊な解析をすると利用者が特定できる恐れがあるという。被害などは確認されていないとしている。
閲覧可能だったのは、昨年12月から今年4月までに利用促進キャンペーンで決済された金額や日時など。ラインペイの委託先企業の従業員がネット上で情報を共有するサービスに誤って送信し、今年9月12日から11月24日までの間、外部から見られる状態になっていた。
部外者からのアクセスを11件確認しており、情報が悪用されて不審なメッセージが届く可能性があるとして注意を呼びかけている。