ドイツのバイオ企業ビオンテックのシャヒン最高経営責任者(CEO)は3日、米ファイザーと共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、比較的短期間で新変異株オミクロン株に対応した形に改良できると自信を示した。ロイター通信が伝えた。改良作業に着手済みで、100日以内に販売が可能という。
シャヒン氏は今後数週間でワクチン改良の緊急性が明らかになるだろうとも語った。
ワクチンを接種した人でもオミクロン株に感染する恐れがあると指摘。その上で、現在のワクチンで重症化が防げる可能性が極めて高いと述べ、接種を続けるべきだと強調した。
ビオンテックはワクチン接種を済ませた人の血液を分析し、見つかった抗体のオミクロン株への効果を検証している。(共同)