フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(9~11日、大阪)が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の影響で中止となることが2日、関係者への取材で分かった。日本政府が11月29日に全世界を対象に外国人の入国禁止を決め、日本スケート連盟などが対応を協議していた。
GPシリーズ全6戦の上位6人、6組で争われるファイナルは男子で世界選手権3連覇のネーサン・チェン(米国)、女子で世界最高得点を連発する15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)らが出場し、来年2月の北京冬季五輪の前哨戦として注目を集めていた。
日本勢は男子で鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子で坂本花織(シスメックス)、ペアで三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が臨む予定だった。ファイナル中止は北京で開催予定だった昨季に続いて2季連続となる。