15日付の台湾各紙は、台湾出身の李琴峰さんが14日に芥川賞受賞者に決まったことを「台湾人として史上初」などと写真付きで大きく報じた。日本語を母語としない作家としては2人目の受賞とも伝えた。
各紙は李さんが15歳で日本語を学び始め、台湾大で日本文学と中国文学を専攻し、23歳で来日して早稲田大大学院で学んだことなどを紹介。受賞作の「彼岸花が咲く島」が今年の三島由紀夫賞の候補になったことも伝えた。
中央通信社は「台湾の多様性を繊細なタッチで表現した作品。国境を超え、広く共鳴を呼んだ」との台湾専門家の評価を紹介した。(共同)