都議選開票、都民ファースト圧勝 「小池勢力」で過半数 自民は惨敗
更新各政党が国政選挙並みの総力戦で臨んだ東京都議会議員選挙(定数127)が2日、投開票された。産経新聞の出口調査では、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」が第1党となる圧勝を収めた。小池氏の支持勢力は公明党などを含めて過半数を獲得、議会の主導権を握る。
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小池都知事はNHKに「千代田区の樋口高顕候補を始め、次々に当選確実の知らせが出ている。当たり前の都政を都民が取り返すという我々の訴えがご理解いただけたことをうれしく思う」と述べた。
またMXテレビのアナウンサーが「平成7年の日本新党が結党され、都議選に出たときは、20議席ちょっとだったでしょうか。より多くの当確が出そうです」と情勢を分析。安倍政権に逆風が吹くなか、今後の政権との協力を問われ「オリンピック・パラリンピックについては政権との連携を取っていく。国政の反応は国政の皆様が考えること。都政を全身全霊で頑張っていきたい」などと述べた。
自民党との関係については「離党届は戻ることを前提にしているのではない」と述べた。
学校法人「加計学園」(岡山市)の文書問題や、稲田朋美防衛相の失言など国政の問題で逆風となった自民党は、過去最低だった平成21年の38議席を下回る惨敗となる見通し。安倍晋三首相の政権運営に影響を与えるのは必至だ。