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【生活ビジネス】共働き夫婦手助け 家庭料理作り代行

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【生活ビジネス】共働き夫婦手助け 家庭料理作り代行

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 首都圏の共働き世帯向けを中心に、掃除などの家事代行サービスを手掛ける「CaSy(カジー)」(東京都千代田区)。今年3月から、家庭料理を登録スタッフが作ってくれる「料理代行サービス」を始め、好調な出足だ。

 会社設立は2014年1月。自身も共働きで子育て中の胡桃沢精一社長が「共働き家庭のための社会インフラを築きたい」と起業した。

 利用するには、まず同社のホームページで会員登録する。マイページにログインした後、希望する料理の種類や利用する日時を入力。登録スタッフの中で対応可能な人が応募し、利用者はスタッフのプロフィルなどを確認して、申し込む。料金は週1回利用の場合、1時間2365円で、1回当たり3時間から注文できる。

 「スタッフは子育てが一段落した世代の女性が中心で、栄養士や調理師の資格を持っている人もいる。若い母親にバランスの取れた献立の提案もできる」と、マーケティング担当の城後幸代さんは話す。

 IT企業に勤める東京都文京区の斎藤有子さん(40)は、2人の子供がいる共働きの母親。カジーの料理代行サービスが始まった直後から利用している。

 4月初めの在宅勤務の日。子供を保育園に送り届けた後に、飲食店勤務の経験がある50代のスタッフに料理を作ってもらった。豚のブロック肉の煮込みや、白菜のうま煮など3時間で10品。

 スタッフは「豚肉はそのまま食べても、チャーハンの具にもいい。白菜は八宝菜とか焼きそばのあんかけとか使い回しができます」とアドバイス。斎藤さんは「今まではカレーとかハンバーグとかワンパターンになりがちだった。作り置きできる料理を教えてもらい、自分のメニューの幅も広がった」と満足していた。

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