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高額キャッシュバック収束か ソフトバンクが5万円→3万円に減額
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ソフトバンクモバイルが17日、携帯電話販売業者を通じて他社からの契約乗り換え客を対象に現金や商品券を支払うキャッシュバック(現金返還)の減額に踏み切ったことが分かった。
販売代理店に対し、1台に最大5万円支払っていた販売報奨金を3万円に減らすなど販促費を減額した。NTTドコモやKDDI(au)も順次減額する見込みで、例年4月中旬まで展開されていた年度末商戦の高額キャッシュバックは3月末にも収束の見通しだ。
進学・進級に伴う新規顧客などが見込める年度末は携帯各社の最大のかき入れ時で、大手3社では3月に入り、他社からの乗り換え客を対象に、家族4人なら1人最大8万円分の商品券や現金を支払うなど、契約獲得に高額キャッシュバックが飛び交っていた。
ただ、過剰な販促費の積み増しで収益悪化の懸念が強まってきたもよう。
ソフトバンクは先週末までに代理店に「キャッシュバックが高騰して健全でない状況を事業者として問題視しており、率先して是正を図る」と通達し、減額を決めた。
高額販促費が利益を圧迫する構図は他社も同様で、「3月末で終了にしたい」(ドコモ)としている。