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NTTグループ、iPhoneをネット販売 SIMフリー版で格安
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SIMカードとセットで購入できる「iPhone」=NTTレゾナントのネットショップの画面 NTTグループが米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」のインターネット販売を開始した。
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)のSIMカードと海外製のSIMフリー版アイフォーンをセットで購入すると、NTTドコモのネットワークで割安なデータ通信が利用できる。
ドコモのアイフォーン投入が取り沙汰されるなか、グループ会社が一足早く売り出した格好だ。
NTTコム子会社で、ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが7月末に発売した。
楽天市場の「gooシムセラー」で申し込める。SIMカードは1日当たり30メガバイトまでの通信量制限があるものの、月額980円と割安だ。
SIMカードとアイフォーン5(記憶容量16ギガバイト)のセットをクレジットカード24回払いで購入した場合、料金はSIMカード利用料を含めて月5299円。
同社によると、KDDIで同等の端末を2年契約した場合より月1456円、2年間の総額で4万9500円安くなるという。
ネットワークはドコモの携帯電話回線と高速データ通信「LTE」を利用。通話は行えず、データ通信専用端末として利用する。
7月24日から試行販売しており、販売台数は数十台程度という。端末は香港から調達しているため、まとまった台数が確保しにくいのが難点だが「入荷次第、売れていく」(同社)状況だ。今後はアンドロイド版など機種拡大を図っていく考えだ。
携帯電話やスマートフォンは、契約者情報などが記録されたSIMカードを差して使用する。しかし、特定SIMカードしか使えないよう“鍵”を掛けた端末に対し、SIMフリー端末は自由にSIMカードを差し替えて使用できる。
国内では総務省の要請で2010年に携帯事業者が原則解除を表明、SIMフリー端末が市場に出始めた。割安にデータ通信サービスを利用できるSIMカードも販売されている。