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マツダ「ダウンサイジング・ターボ」欧州投入 EVなどエコカー技術で全方位展開

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マツダ「ダウンサイジング・ターボ」欧州投入 EVなどエコカー技術で全方位展開

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デミオEV  マツダが欧州で主流のエコカー技術「ダウンサイジング・ターボ(過給器)」分野に参入することが、7日までに分かった。

 同社は、既存のガソリンエンジン車の燃費を改善する「第3のエコカー」を柱に車両の低燃費化を図ってきたが、10月に電気自動車(EV)のリース販売を始めるほか、来年にはハイブリッド車(HV)も投入するなど、各種にわたるエコカー技術の全方位戦略に軸足を移す。

 ダウンサイジング・ターボ技術は、既存のエンジンよりも小型のものを使うことで、低燃費を実現する技術。小排気量による出力低下は、ターボやスーパーチャージャーと呼ばれる過給器で補うことで、低燃費と走りの良さを両立させる。

 独フォルクスワーゲン(VW)が先行し、欧州各社に加え、米フォード・モーターなども採用している。日本でも、日産自動車がこのほど発売したコンパクト車「ノート」で同様の技術を取り入れた。

 マツダでは、欧州での販売強化には不可欠な技術とみている。搭載車種や時期などを検討中だが、2014年をめどに主力中型車「アクセラ」で展開を図るもよう。これによって主要な環境技術をラインアップできる。

 自動車各社は、リーマン・ショック時の需要激減を受け、強みを発揮できる環境技術分野への絞り込みを図ってきた。

 しかし、日本、米国はHV、中国はダウンサイジング・ターボ、欧州は同ターボとディーゼルと、地域の特性に応じた技術が求められている。このため、トヨタ自動車やホンダなどに続いて、マツダも環境技術の全方位展開を進めることにした。

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