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ドコモなど3社、700メガヘルツ帯利用申請 希望周波数帯めぐり競合か

2012.5.29 05:00更新

 総務省は28日、携帯電話向けに通信事業者に割り当てる700メガヘルツの周波数帯で、NTTドコモ、KDDI(au)、イー・アクセスの3社から利用申請があったと発表した。各社の事業計画を審査し、6月下旬にも開く臨時の電波監理審議会に諮問し、同月内に割り当てを決める。

 今回割り当てられるのは718~803メガヘルツの帯域で、同省は3社にこの周波数帯を3等分して割り当てる方針を決定している。ただ割り当てられる周波数帯によっては、隣接する周波数帯の影響でつながりにくくなることなどが懸念されるため、各社の希望は同じ周波数帯に集中しているもようだ。資金力などの問題から、希望周波数帯を獲得できるのはイー・アクセスになるとの見方もある。

 この周波数帯は障害物を避けてつながりやすいことから「プラチナバンド」と呼ばれる。同じくプラチナバンドである900メガヘルツ帯を獲得したソフトバンクモバイルは、優先権をなくし今回は申請しなかった。

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