週明け15日の東京株式市場は、米中景気の先行きへの期待感から買い注文が膨らみ、日経平均株価は大幅続伸して今年の最高値を更新した。終値は前週末比298円55銭高の2万2169円11銭。取引時間中を含め、2万2000円台に達したのは約4カ月ぶりとなった。東証株価指数(TOPIX)は22・53ポイント高の1627・93。出来高は約12億2500万株。
前週末の米国株が金融機関の好業績を背景に上昇したほか、中国の経済指標復調が意識され、東京市場の追い風となった。15日の平均株価は取引開始直後から2万2000円を上回って推移し、上げ幅は一時340円を超えた。
外国為替市場では投資家の積極姿勢が強まって、1ドル=112円台の円安水準となる場面があった。円安が業績を押し上げるとの見方から、輸出関連銘柄を中心に幅広く買われた。
大手証券関係者は「米中両大国の景気はそれほど悪くはなっていないとの観測が広がった」と話した。