ジェトロ新理事長、海外新興企業との連携支援

 日本貿易振興機構(ジェトロ)の新理事長に1日付で就任した佐々木伸彦氏は2日、東京都内で記者会見し、海外の創業間もない新興企業と日本企業の連携に向け「ジェトロが果たす役割は大変大きなものがある」と述べ、情報提供やアドバイスなどを通じて支援していく考えを示した。

 佐々木氏は経済産業省を退任後、富士通の副会長を務めた。こうした経験を踏まえ「日本企業は、国内の新興企業の情報は比較的入りやすいが、全世界に網を張って把握し続けるのは困難を伴う」と指摘。海外から日本への呼び込みやマッチングなどで、ジェトロが「仲介役として貢献できるのではないかと思う」と話した。