22日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反落し、前日比460・19ドル安の2万5502・32ドルで取引を終えた。下げ幅は1月3日以来の大きさ。世界経済の減速懸念が強まり、売り注文が広がった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は196・29ポイント安の7642・67と大幅反落した。
米国と欧州で景況感を示す指数が市場予想を下回り、米長期金利が低下。米債券市場で、景気後退の予兆とされる「長短金利の逆転現象(逆イールド)」が生じ、投資家心理が悪化した。
個別銘柄では、利ざや縮小が意識された金融のJPモルガン・チェースが下落。スポーツ用品のナイキも売られた。決算で、主力の北米地域の売上高が市場予想を下回ったことが嫌気された。(共同)